そうだ、僕らはくらしの プラットフォームを作りたかったんだ。

いつのまにか、自然にアートとの暮らしをはじめている。そんな人が増えています。

いつのまにか、自然にアートとの暮らしをはじめている。そんな人が増えています。

2017.04.08

PIE

新生活がはじまった人、ふだんの暮らしに新しい何かをプラスしたい人におすすめしたい暮らし系の本をシリーズでお伝えいたします。

 

第一弾は「アートと暮らすインテリア」。アートと聞くと少し敷居が高い気もしますが、実はアートは特別なものではなく、花を飾るのとおなじくらい身近なことなのです。肩ひじを張るでも、自己主張するでもなく、いつのまにか、自然にアートとの暮らしをはじめている。そんな人が増えています。そして、それは、なんとも精神的な豊かさを感じさせる暮らしなのです。

 

ところで、アートって、なんでしょうか?

誰もが名前を知っているようなアーティストの作品や、多くのコレクターが注目するような作品だけがアートなわけではありません。アートの定義は、人それぞれ。子どもがなにげなく描いたものでも、名の知れぬ人が作った、アノニマスの民芸品でも、その作品といっしょに暮らしたいと思った人が、アートだとかんじていれば、それはアート。なにかしら感銘を受けたり、気持ちが揺さぶられたり、いっしょに暮らすことで心地いいと感じたりすれば、それが、アートです。

 

アートとの暮らしは、緊張するものではなく、心地いいもの。多くの人に体感して欲しい/ギャラリーオーナー・土器典美さん宅

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今でも伝説的に語られるアンティークショップをクローズし、ギャラリー〈DEE’S HALL〉をオープンさせた土器さん。「同じような場は、ほかにない」とファンにいわしめる、オリジナリティある展覧会を継続的に開催。アートになじみがなかった人までもが、〈DEE’S HALL〉を通じて、少しずつアートファンになる、そんなギャラリーに育て上げました。

 

「ギャラリーで紹介するアートのセレクト基準やルールはありません。好きかどうか、自宅に置きたいかという感覚で選んでいるだけ。だから、自然にうちに飾るのは、紹介しているアーティストの作品ばかり」と土器さん。〝自分が好きなものだけをギャラリーで展示する〞との言葉に偽りがないことは、ご自宅にお邪魔すれば一目瞭然。取り扱っているアーティストの作品の数々が、それぞれにふさわしい居場所を見つけ、心地いい空間を作り、暮らしに見事に調和しています。

 

profile

土器典美(どき・よしみ)さん

暮らしの道具を自ら買いつけて販売するアンティークショップを経て、〈DEE’S HALL〉をオープン。そのセレクトに刺激を受け、最初のアートはここで購入したという人も多い。

www.dees-hall.com

 

 

暮らしや自分自身に影響を与えるから身の回りすべてのものをアートと思って選ぶ/スタイリスト・城 素穂さん&写真家・白石和弘さん宅

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好きなものが似ているふたりが持ち寄ったものに共通するのは、暮らしの延長線上にあるアート。〝いかにもアートです〞と、自己主張するタイプのものより、たたずんでいるだけなのに存在感があり、独特の空気感を生み出すものが多い印象です。「身の回りに置いているすべてものが、生活に、そして自分自身に大きな影響を与えると思っています。それは、師匠の暮らしぶりから学んだことです」と白石さん。身の回りに置くすべてのものにアート的な美を見出しながら選ぶことで、暮らしが豊かになり、ひいては自分自身をも高めてくれる、そんなことに気がつかせてくれた、おふたりの暮らしぶりです。

 

profile

城素穂(じょう・もとほ)さん/白石和弘(しらいし・かずひろ)さん

城さんは料理やテーブル回りのコーディネートを中心に活躍するスタイリスト。シックで力強いスタイリングに定評あり。白石さんは写真家。撮影対象に潜む物語を引き出し、美しい陰影で表現する写真が魅力。ふたりとも雑誌などで活躍中。

 

 

アートは、〝生きている〞もの。だからアートが輝くための住空間を作る/画家・山内 亮さん&主婦・山内 瞳さん宅

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画家として活動を続ける一方、ギャラリーで働く山内亮さん。アートは、〝あってあたりまえ〞のものです。

「実家の夫の部屋はアートで埋め尽くされていました。当時の夫はインテリアには興味がなかったので、結婚をし、家を建てることをきっかけに、〝この子たち〞にちゃんと居場所を作り、アートを楽しめるような空間を作りたいと思いました」と妻の瞳さん。アートのセレクト担当は亮さん、インテリア担当は瞳さんというコラボで、小さいながらもすてきなアート空間ができ上がりました。

 

「自分も画家だから、作品を生み出す喜びも苦しみも知っています。アートには、そのときどきの作家の思いが詰まっています。年月がたてば作家の気持ちも変わり、作品も変わる。だからアートは、生きていると思うんです」と亮さん。〝生きている〞作品たちが、それぞれの居場所を得ている山内さん宅。生き生きと暮らしに喜びを与えてくれています。

 

profile

山内亮(やまうち・りょう)さん/山内瞳(やまうち・ひとみ)さん

画家の亮さんと元グラフィックデザイナーの瞳さんのご夫婦。結婚して1年強。大阪在住。瞳さんが図面を描いて、大工さんに建ててもらった10坪の家に愛猫と暮らす。

 

いかがでしたか?

アートと暮らしてみたい、アートのある暮らしをはじめたい、そう思っても分からないことがいろいろ。書籍「アートと暮らすインテリア」では選び方、飾り方、出会える場所などについて役立つ情報も掲載しています。アートと暮らすことの豊かさや、楽しさが伝わって、そんな暮らしをはじめるきっかけや、ヒントになれば幸いです。

 

 

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書名:『アートと暮らすインテリア

仕様:B5版変型(255×190mm)/ソフトカバー/128 Pages (Full Color)

定価:(本体1,680円+税)

ISBN:978-4-7562-4821-3 C0070

発売元:パイ インターナショナル

writer:
PIE
PIE
出版社PIE Internationalです。デザイン書・ビジュアル書を中心に、おしゃれで、気持ちよく、そして新鮮な出版を目指しています。

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