そうだ、僕らはくらしの プラットフォームを作りたかったんだ。

グアテマラのコーヒー農園を訪問して感じる「想い」。

グアテマラのコーヒー農園を訪問して感じる「想い」。

こんにちは、ABOUT LIFE COFFEE BREWERSです!

ALCBを運営するONIBUS COFFEEでは、コーヒーを生産する農家さんたちとの持続的な関係を築くために、 定期的に農園を訪れる取り組みを行なっています。その一つとして、2016年の4月にALCBのマネージャーの神戸とONIBUS COFFEE代表の坂尾が、グアテマラの農園を視察してきました。

今回は、現地への旅を通して、「見たもの、感じたこと」をみなさんとシェアできればと思います。

——— 東京から飛行機を乗り継ぎ、約23時間掛けてやっと到着するグアテマラ。

首都のグアテマラシティから目的地のコーヒー農園がある「ウエウエテナンゴ地区」までは、さらに車で6時間かかるので、

総計30時間…。「視察」を超えて、壮大な「旅」になっていますね…。

guatemala

みなさんがALCBでドリップ、エスプレッソ、アメリカーノ、そしてラテと楽しんでいただいている

ONIBUSのオリジナルブレンド「STEP」。そのSTEPには、ケニア、エチオピアに加えて、グアテマラの豆が入っています。

そのブレンドに含まれている豆を生産している農家さんを訪ねて、リレーションシップを築くのが、今回の旅の目的でした。

その時の様子と写真を、坂尾と神戸のインタビューを交えてお楽しみください。

IMG_7478

エル インヘルト農園

■今回視察に行ってきた農園はどこ?

神戸:ALCBやONIBUSで仕入れている、ウエウエテナンゴという地区の

エル インヘルト農園』と『ラボルサ農園』という2つの農園です。

グアテマラの首都があるグアテマラシティからメキシコとの国境近くにあるこのウエウエテナンゴ地区までひたすら車で約6時間・・・・。

実際にトランジットを含めると、東京を出発してから到着まで3日間かかりました(笑)。

それでも、行く価値がとてもある素晴らしい農園で、気づかされることもたくさんありましたし、感慨深い視察になりました。

IMG_4126

■今回の視察の目的は?

坂尾:ALCBやONIBUS COFFEEで取り扱っている豆の生産現場やその環境を見ることで、扱うコーヒーの透明性をより明確にしたい、

という目的がありました。僕たちは、グリーンビーンズ(焙煎前の豆)を輸入し、焙煎して、抽出し、みなさまに提供するという、

コーヒーが消費される最後のパートを担当しているので、ただそこの工程を担うだけでなく、

生産している方たちと一緒にスペシャルティコーヒーについて考え、成長していきたい、という想いは常にあります。

なので、その意識をさらに高めていこうという気持ちで向かいました。

 

■エルインヘルト農園について教えてください。

神戸:とにかく規模が大きく、世界的にも有名な農園です。ただ大きいだけでなく、コーヒーのクオリティも素晴らしいです!

それを管理するには、とてつもない労力と時間がかかっているんだな、ということが分かりました。

設備への投資もしっかりされているし、働いてくれる人たちへの配慮もされていて、コーヒーを作る環境作りをとても大切にされている印象でした。

IMG_4169

■エルインヘルトでは、どういう作業を?

神戸:多くの小規模農園だと、収穫されたコーヒー豆をドライ(天日干し)した後、中間業者に渡され、

脱穀(コーヒーの殻を取る作業)やテストローストがされるプロセスなんです。

ですが、エルインヘルト農園では農園内にドライミルもあり、テストローストまでできる設備が整っているんですよ。

なので、農園内ですべて完結できているので、クオリティの担保しやすい環境となっています。

IMG_4208

農園内のドライミル設備

■コーヒーの生産工程すべてにおいて透明性が保たれる、と。

神戸:そうです。テストロースターもしっかりあって、その農園独自のカッパーさん(カッピングをしてクオリティをチェックする人)、

クオリティコントロールする人もちゃんといるんです。エルインヘルト農園は収穫から精製、

そして出荷までの全工程を農園内で完結できるというところが世界的にも有名な農園になった理由なんです。

IMG_4219

農園内に設置されているクオリティをチェックする部屋

コーヒーの精製工程には様々な過程があるのですが、まず収穫されたコーヒーの実は選別にかけられ、

パルパーと呼ばれる機械で果肉を剥ぎ取られます。

Exif_JPEG_PICTURE

農園内のウェットミル

そして、果肉を剥ぎ取られ、ミューシレージ(粘液質)に包まれたコーヒー豆は発酵過程にはいります。

そこで、この農園ではその際に新鮮な空気を発酵槽に取り入れ、豆の状態をクリーンに保つ工夫をするなど、

良いコーヒーを作るための意識が非常に高いんです。

IMG_4174

発酵槽と空気を取り込む煙突

■働いている人たちの環境はどうでしょうか?

神戸:農園内は歩きやすく道が整備されており、インフラ整備にも力を入れていましたね。

コーヒーとそこで働く人が大事にされているイメージですね。他にも、農園で働く人たちの教育にも力を入れていました。

ピッカーさん(豆を手で摘む人)たちは、季節労働者が多いんですけど、収穫していい豆と良くない豆を写真で見せているんです。

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

農園に貼られているピッカーさんたちへのサイン

神戸:ピッカーさんたちへの報酬は、収穫した豆の重さの取れ高なので、熟してない実でも構わず一気に収穫してしまうことがある…。

そうすると選別時に、はじかれてしまいます。それを防ぐために、収穫するべき豆について教育しています。

そうしたスキルや知識を身につけた人たちが、再び農園へ戻って来たいと思うような関係を築いていました。

■ラボルサ農園はどうでしたか?

神戸:この農園は、グアテマラシティから車で6時間かかるところにあるんですが、シティ内にも専用のラボを持っているんです。

このラボで、テスト焙煎、カッピングとエスプレッソまでできるように整えられています。

坂尾:ラボルサ農園はエルインヘルト農園に比べ、世界的に有名な農園ではないのですが、

印象としては「情熱を持った人たちが、コーヒーに一生懸命情熱を注いでいる」という感じでしたね。

とっても人間味があるというか。またここでも教育には力を注いでいましたね。

農園が自費で季節労働者の子供向けの学校を作っています。季節労働者の方たちは、収穫時期に合わせて4か月間いるんですが、

その間に子供たちが教育を受けれるように施設を用意しています。

そうすると、子供たちに教育を受けさせるために毎年農家さんたちが戻ってきてくれて、その中でも将来農園で働く子供たちの

「いいものを生産していく」という想いが生産性や利益を上げるという事も理解できる。

というメッセージも伝えられます。そういうサスティナブルな関係を築いていく取り組みが素晴らしいと思いました。

■視察から得たことはありますか?

神戸:上記のようなことも含め、すべてにおいて感動しましたね。

日頃は、焙煎した豆を見ることがほとんどですが、農園に行くとコーヒーの芽が土から生えているところから見れるますし、

熟した実をかじった時の感覚は忘れられません。自分たちがやっていることの「ルーツ」を生で感じることができたという。

そして、僕たちが考えている想いを農園の人たちとシェアできたことも嬉しかったですね。

お互いスペシャルティコーヒーの発展のために頑張っているんだ、ということを同じ空間で共有できた。

そういうリアルな共有体験が、今後僕たちが提供するコーヒーに繋がっていくんじゃないかと思っています。

坂尾:今回触れ合った農園の人たち、輸入業者さん、ロースター、バリスタと、関わる人すべての想いを一杯のコーヒーに注ぎたい。

そしてそれを提供することで、皆さんの暮らしが豊かになる、という循環を常に意識し、ALCB、ONIBUS COFFEEではスペシャルティコーヒーと向き合っていきたいですね。

“ていねい”な一杯で暮らしに豊かさを

渋谷・道玄坂にあるスペシャルティコーヒースタンド

ABOUT LIFE COFFEE BREWERS

〒150-0043 東京都渋谷区 道玄坂1-19-8

<MON-FRI> 8:30-20:30

<SAT-SUN&HOLIDAYS> 9:00-19:00

writer:
ABOUT LIFE COFFEE BREWERS
ABOUT LIFE COFFEE BREWERS
『“ていねいな一杯”で暮らしに豊かさを』をコンセプトに、デイリーにスペシャルティコーヒーを楽しめる、渋谷・道玄坂のコーヒースタンドです。東京のローカルロースターによって丁寧に焙煎された豆を使用し、一杯一杯ていねい抽出。渋谷から東京、そして世界へ新しいスペシャルティコーヒーの魅力を発信し続けています。

website facebook instagram